人生のなかでも高い買い物として代表的なのが「マイホーム購入」。日用品を購入するように、「失敗したら買い替えすればいい」というものではないので、じっくり慎重に考えなければいけません。それに、家は動かすことができないので土地選びも快適さを左右するポイントです。
大きく分けると、立地の選び方は、「便利で活動的な都心」「穏やかでのんびりしている郊外」が選択肢になるでしょう。
そこで、一般的にマイホーム選びで悩みのタネになりがちな「都心or郊外」の特徴をまとめてみました。
◆アクティブな暮らしを理想とする人に向いている「都心」
都心で暮らす大きな魅力と言えば「利便性」。
電車やバスといった交通網が発達しているため、車を持たなくても移動がスムーズです。利用できる駅がいくつも徒歩圏内にあるため、毎日仕事や学校に行くのも不便がありません。休日には、交通機関や徒歩でさまざまな施設に行けるので、プライベートの充実も期待できます。
また、日々の生活のために欠かせないスーパーや飲食店が身近にたくさんあるのも魅力のひとつ。ファミリー層はスーパーの利用は日常的なので、何軒も徒歩圏内にあると便利ですよね。シングルの人も、「仕事の帰りに外食ができる」となれば、生活の質も向上しそうですね。「アクティブな暮らしがしたい」という人には、ぴったりな環境です。
ただ、車も人間もどちらも多く賑やか過ぎるので、落ち着いた暮らしを理想とする人には向いていないでしょう。購入時の費用も高めなので、今後の支払いも計画しながら選ばなければなりません。
◆穏やかな毎日を希望する人に向いている「郊外」
都心と比べると、購入価格が安いのが魅力点です。間取りが広めに取れるのでファミリー向きと言えるかもしれませんね。また、都心では難しい「庭がついている一軒家」も手に入れることができます。
周辺一帯が住宅街なので交通量もそれほど多くありません。朝や夜など、静かに過ごせそうですね。賑やかな場所が苦手という人には、郊外での暮らしが合っているのではないでしょうか。
ただ、交通面や買い物面で都心よりは不便。「通勤通学に時間がかかる」「自動車を持っていないと移動が長時間」など、デメリットと感じることもあります。
◆まとめ
都心にするか、郊外にするかは、家族の意見も取り入れながら、生活スタイルも考えて決めましょう。暮らしのなかのどんな点を重視するかによって、おのずと心惹かれる土地があるのではないでしょうか。
「とにかく便利に暮らしたい」という希望があれば、都心の住まいがおすすめです。通勤や通学、買い物、レジャーなど、とにかく便利に効率の良い暮らしができます。
一方、利便性よりも「広い家がいい」「静かな方がいい」のであれば、郊外を選んだ方が後悔はなさそうです。