不動産の魅力

2階がなくても快適な住まい。平屋建ての魅力点5つ

「平屋」とは説明するまでもなく、多くの人が知っている住宅の建て方のスタイルのひとつですよね。現在は一戸建てのマイホームというと「2階建て」が主流なので、「平屋と言えば昭和時代を思い出す」という人も多いかもしれません。

そんな懐かしいイメージが強い平屋ですが、いまだジワジワと人気が復活中。敢えて平屋建てを希望する人も増えてきています。

現在、注目されつつある平屋建てには、いったいどんな魅力があるのでしょう…?

◆その1:生活動線がスムーズ

平屋の最大の特徴というと階段がないことです。居住空間がワンフロアにまとめられていて、住居としてはシンプルな形。2階への移動がない生活なので、生活動線がスムーズで、日々の掃除も楽なのも嬉しいポイントと言えるでしょう。

また、老後を見据えてバリアフリーリフォームをすれば、安心して暮らせる「終の棲家」にすることもできます。

◆その2:階段がなく安全

「階段」という移動手段がない平屋は、家庭内の事故のリスクを減らします。階段の昇り降りは子どもや高齢者などには危険がともないます。若い世代でも油断はできません。洗濯ものや掃除機を持ちながら階段を移動すると、バランスを崩して転倒する恐れもあります。

◆その3:家族のコミュニケーションが増える

同じフロアにリビングと部屋があるため、家族が顔を合わせやすくなります。間取りにもよりますが、リビングを通過して部屋に行くスタイルなら、子どもとのコミュニケーションも円滑になるのではないでしょうか。

◆その4:台風や地震に強い

2階建ての家屋は建物の高さがあり、台風や強風の揺れが強くなります。一方、平屋は横に広く高さがない構造のため安定感があります。強い風のときにも、揺れを感じにくい建物と言えるでしょう。

また、地震のときにも建物倒壊のリスクが減ります。揺れたときに2階部分の重みが下の階に伝わる「縦長」の2階建てと比べると、「横長」でシンプルな形の平屋は安心感があります。2階の重みに押されて倒壊することもないですよね。

◆その5:広々空間で冷暖房費の節約ができる

家のなかの空間が「上」と「下」に分かれない平屋は、それぞれの部屋のドアを開けておけば、風が通りやすく涼しく感じられるでしょう。

また、寒い季節には温かい空気が2階に逃げることがありません。暖房機器が少なくても家全体が暖まりやすくなり、光熱費の節約に繋がる魅力があります。

◆まとめ

平屋は「昔懐かしい」という印象が強いかもしれませんが、最近の「平屋」はデザイン性の高いものも増えています。

上下階に生活空間が分かれていない平屋は、「食事やお風呂、家族団らんは1階」、「勉強や読書、寝るときは自分の部屋の2階」…というように、家のなかで何度も階段を往復しなくてもよい魅力があります。

若い人たちから高齢の方まで幅広い世代に優しい「マイホーム」のカタチである平屋。マイホーム購入の際には、選択肢のひとつにしてみてもいいかもしれませんね。

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